第57回日本作業療法学会で発表いたしました①
2023.11.12
沖縄県で開催された第57回日本作業療法学会にて、当施設の作業療法士の田中が発表いたしました。
発表内容は、「重度上肢麻痺を呈した脳卒中患者に対する対面リハビリテーションに追加した遠隔リハビリテーションによる介入」です。
当施設では、パソコンやタブレットなどのICT機器を利用して行う遠隔リハビリテーションを実施しております。今回の発表も、脳卒中で上肢麻痺を呈した方に対して、対面リハビリに追加し、遠隔リハビリテーションの介入で上肢機能の改善が得られた内容を発表させていただきました。
遠隔リハビリテーションは海外の研究ではその効果が認められておりますが、本邦では保険診療内で実施することはまだ難しく、実施することが困難なことが多いです。海外では、COVIDのパンデミックの影響により遠隔リハビリテーションの実施や研究が加速していきました。そこで当施設でも、遠方で通うことが難しくリハビリを受けることが難しい方、お仕事で忙しく週に何回も通えない方などにニーズがあり、遠隔リハビリテーションを実施しております。このように、日本国内では保険診療内では難しく、当施設のような保険診療外でしか実施することができるため、全国で行われる学会でその可能性を広めるため報告させていただきました。
今後ともより質の高いリハビリサービスが提供できるよう、スタッフ一同研鑽を続けて参ります。当施設の遠隔リハビリテーション(オンラインリハビリ相談サービス)にご興味がある方は、下記リンクからサービスの詳細についてご参照ください。
脳梗塞のリハビリTips
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