脳梗塞、脳出血、脊髄損傷、腰痛、五十肩などの後遺症改善を目的としたリハビリサービス

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脳梗塞のリハビリ効果

脳梗塞のリハビリは様々な種類があり、それぞれで異なる効果が期待されています。

歩行練習

歩く練習は、もちろん症状などで変わりますが、できるだけ多く行うことが推奨されています。もし、後遺症が重度な方で歩く量を多くしたい場合や軽度であっても早く歩く練習をしたい場合などには、免荷式トレッドミルを活用すると良いでしょう。


効果については様々な研究で報告されており、平地歩行と比較して効果があると述べているものから[1]、大きな改善は認められないと述べているもの[2-4]まで様々です。最近(2017年12月時点)では、後述するtDCSという手法と組み合わせて行うとより歩く能力が改善することがわかってきています[5]。

装具を用いた歩行練習

装具療法は、足の麻痺がある方に対して行うものです[6]。プラスチックや金属でできた支柱を足に装着し、足の弱い機能を補う役割を持ちます。効果として、安定して歩くことができたり[7]、歩く速さが増す[7]といった報告がされています。

CI療法の一般的な効果

CI療法の効果については、発症後早期から慢性期まで幅広く効果が認められています[8]。例えば、CI療法は通常のリハビリよりも上肢の機能を改善する、手の使用頻度が増すといった精度の高い報告がされており、脳卒中のリハビリの中ではコンセンサスの得られた手法になりつつあります。

促通反復療法の一般的な効果

促通反復療法の効果として、促通反復療法によって上肢の機能や物品を操作する能力が通常のリハビリよりも向上することが報告されています[9]。CI療法と同様に行うことができる施設は限られているため、注意が必要です。

この他にも様々なリハビリ方法やその効果が検証されています。リハビリ=マッサージのような印象をお持ちの方は、もしかしたら病院でリハビリの時間にベッドに長く寝ていることが当たり前のように感じているかもしれませんが、それは大きな間違いです。

回復するためには、しっかり運動することが必要になります。ベッドに寝る時間の多いリハビリ施設には十分に注意してください。

引用文献

1.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23599221
2.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21612471
3.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24519922
4.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16235304
5.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29107706
6.日本脳卒中学会:脳卒中治療ガイドライン2015[追補2017対応]、株式会社協和企画、2017
7.https://webview.isho.jp/journal/detail/pdf/10.11477/mf.1552110026;jsessionid=A27E91BA44BB5A496337372ED9002A6F
8.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26446577
9.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23213077
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