脳梗塞の後遺症
手足の麻痺
脳梗塞の後遺症として代表的なものは、手足の麻痺です。麻痺は、運動麻痺と感覚麻痺に大別されます。手が動かせなくなると、日常生活で必要な歯を磨く、字を書く、箸を持つ、手をついて起き上がるなどの動作がしづらくなります。足に麻痺が残ると、一番影響が出てしまうのは歩くことです。
脳梗塞後の麻痺に対して行うリハビリでは、大原則として麻痺した手足をしっかり使うことが大事です。手足を使うために、電気刺激療法、歩行練習(トレッドミル歩行)、CI療法などが選択されることがあります。(それぞれのリハビリ方法については、後ほど解説します)
脳梗塞後の麻痺に対して行うリハビリでは、大原則として麻痺した手足をしっかり使うことが大事です。手足を使うために、電気刺激療法、歩行練習(トレッドミル歩行)、CI療法などが選択されることがあります。(それぞれのリハビリ方法については、後ほど解説します)
言語障害(言語の麻痺)
脳梗塞が起こった脳の部位によって、言語の障害(言語障害)が見られることがあります。言葉が出にくくなったり、相手の言っていることがわからなくなったりと、コミュニケーションにとって重要な手段が失われてしまうことになります。
言語障害に対するリハビリでは、麻痺した口や首の機能強化、言葉の発声練習、読み書きの練習などを行います。
言語障害に対するリハビリでは、麻痺した口や首の機能強化、言葉の発声練習、読み書きの練習などを行います。
認知障害
脳梗塞の後遺症として、認知障害(認知機能障害)が起こることもあります。物忘れ、人の顔が認識できない、感情のコントロールがうまくいかないといった症状が見られます。
認知障害に対するリハビリでは、生活しやすいように環境を整えながら、その場で必要な機能や動作を獲得していくことになります。
認知障害に対するリハビリでは、生活しやすいように環境を整えながら、その場で必要な機能や動作を獲得していくことになります。
高次脳機能障害
高次脳機能障害は、記憶障害、注意障害、遂行機能障害、行動障害などを含む名称です。(認知障害も含まれることがあります)それぞれ、以下のような症状が見られます。
・記憶障害:物を置いた場所を忘れる、新しいことを覚えられない
・注意障害:二つのことを同時の行うことができない、集中力が続かないといった症状
・遂行機能障害:計画・実行ができない
・行動障害:感情をコントロールできない
高次脳機能障害に対するリハビリでは、手順を何度も反復して練習する、指差し練習をするといった方法が選択されることがあります。
・記憶障害:物を置いた場所を忘れる、新しいことを覚えられない
・注意障害:二つのことを同時の行うことができない、集中力が続かないといった症状
・遂行機能障害:計画・実行ができない
・行動障害:感情をコントロールできない
高次脳機能障害に対するリハビリでは、手順を何度も反復して練習する、指差し練習をするといった方法が選択されることがあります。
日常生活で困ること
手足の麻痺や高次脳機能障害など、脳梗塞によって起こる機能障害により、日常生活でどのような困りごとが増えるのでしょうか?
自動車運転は良い代表例です。自動車を運転するには、手足を動かしたり、周囲に注意を向けたりする必要があります。脳卒中を発症すると、そのような機能が障害されることあ多いため、リハビリによって改善を狙うことになります。
その他にも、身の回りの生活(入浴、トイレ、ベッドと車椅子間の移動など)に応じて、リハビリを進めていきます。
自動車運転は良い代表例です。自動車を運転するには、手足を動かしたり、周囲に注意を向けたりする必要があります。脳卒中を発症すると、そのような機能が障害されることあ多いため、リハビリによって改善を狙うことになります。
その他にも、身の回りの生活(入浴、トイレ、ベッドと車椅子間の移動など)に応じて、リハビリを進めていきます。