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パーキンソン病のリハビリ

パーキンソン病のリハビリ

パーキンソン病では基本の治療選択となる薬物療法に加えて、リハビリテーション(リハビリ)を行う必要があります。
リハビリの内容や期待できる効果について解説します。

理学療法

パーキンソン病は運動症状の影響でバランスや起立・歩行能力が低下しやすくなります。
理学療法ではストレッチ、筋力トレーニング、基本動作練習、歩行練習、日常生活動作練習と呼ばれるリハビリを行います。
①ストレッチ:手足や首・体幹など筋肉の緊張が強い部位や関節可動域が狭くなっている関節に対してストレッチを行います。
②筋力トレーニング:姿勢保持や歩行に重要な体幹・下肢を中心とした筋力トレーニングを行います。
③基本動作練習:起き上がる、立つ、座るといった基本的な動作を練習します。
④歩行練習:平地や屋外などで歩く練習をします。トレッドミルという歩行トレーニング用の機械を使うこともあります。
⑤日常生活動作練習:日常生活に必要な階段の上り下り、トイレ動作、入浴動作などを練習します。

作業療法

パーキンソン病では薬の袋をあけることやパソコンのタイピング、ボタンのつけ外しなど指を使った細かな生活動作が苦手になりやすいです。
作業療法では手の細かい運動を行う巧緻動作練習や上肢の反復運動をエルゴメーターという機械を使って実施します。また上肢を用いた日常生活に必要な作業の練習などを行います。

言語聴覚療法

パーキンソン病では声が小さくなったり、発声がしにくくなります。また嚥下障害(食べ物を飲み込みづらくなる)になりやすいです。
言語聴覚療法では呼吸訓練、構音訓練、嚥下訓練、顔面・口・舌の運動などを行います。
⑦呼吸訓練:深呼吸を行います。また深呼吸をするために胸郭を広げる体操を行います。
⑧構音訓練:発声練習や活舌よく大きな声で話す練習をします。
⑨嚥下訓練:食べ物を飲み込むための喉の筋肉を鍛えたり、舌の運動を行います。誤嚥に注意しながら実際に食べ物を食べて飲み込む練習をします。

音楽療法

パーキンソン病は音によるリズム刺激が運動症状の改善に効果的とされています。そこで音楽に合わせて身体を動かす音楽療法が注目されています。
リズムや音楽に合わせて身体を動かすことで、動き出しのきっかけやタイミング、スピードなどが意識でき、歩行などの動作をスムーズします。
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