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【脳梗塞のリハビリTips vol.11】階段の上り下り、どちらが苦手ですか?

なぜ階段は降りる方が難しいのか?

以前は平家も多くありましたが、現在はほとんど見ることもなくなりました。2階あるいは都心では3階建の一軒家も多く見かけます。


入院中のリハビリで自宅を想定した階段昇降の訓練を行い、いざ自宅で行うとなると、病院との環境の違いに驚く方も多いのではないでしょうか。階段幅も狭く、急であるため、降りる際はまさに断崖絶壁のように恐る恐る降りるような気持ちになると思います。


特に、脳梗塞を患った方は麻痺側の足から降りることを教わり、いざ麻痺側から一段下へ降ろそうとすると、どうしても麻痺側の足が内側に入りこみ苦労している方もいるのではないでしょうか。

また、多くの一軒家は両方に手すりはなく、片方のみです。そうなると両方に手すりは付けられない、かつ前から降りるのも恐い。


そのような場合は、後ろから降りるのも一つの方法かと思います。後ろ向きで降りることで麻痺側の足は内側に入りにくくなりますし、恐怖心も軽減するかと思います。


まずは担当の理学療法士、作業療法士へ相談し、評価からはじめてみては如何でしょうか。



岩澤 尚人
執筆者

岩澤 尚人

理学療法士
回復期リハビリ病院において10年以上脳卒中患者を中心に経験してきました。立つ、歩くことが困難な状態から、歩行の再獲得までの身体的、及び精神的サポートに加え、装具等の必要な道具のご提案ができることが強みです。より利用者が楽に体が動かせること、歩けることを追及していきます。

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