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【脳梗塞のリハビリTips vol.8】見落としていませんか。車いすの足置き場(フットレスト)の位置調整

車いすの姿勢は様々な所から影響します

車いすは移動手段だけでなく、食事中の椅子、休息場所としても日常生活の中で用いられます。車いすの姿勢は他の日常生活にも大きな影響を及ぼし、車いすを使用する場や目的などの用途に応じて、工夫することが必要です。


個々の姿勢に合わせて車いすの座面の奥行、幅、高さ、背もたれの角度、高さなどは基本的に調整すると思いますが、見落としがちなのが、足置き場(フットレスト)の位置です。


もともと車いすに座っている時、重心は後方に残りやすいのですが、過剰に後方に位置しないためには、車いすを横から見た時のフットレストの位置を基本的に膝と同じくらいの位置にすることが大事です。重心位置が後ろにあると骨盤も後ろに倒れていきます。特に裏太ももの筋肉が硬い、あるいは筋肉が短い方ではフットレストの位置でより姿勢が後方に傾いてしまうことを経験します。


座幅やシートの角度など調整しても、なかなか姿勢が良くならないと思われる方は、もしかしたらフットレストの位置が影響しているかもしれませんので、一度確認してみてはいかがでしょうか。



岩澤 尚人
執筆者

岩澤 尚人

理学療法士
回復期リハビリ病院において10年以上脳卒中患者を中心に経験してきました。立つ、歩くことが困難な状態から、歩行の再獲得までの身体的、及び精神的サポートに加え、装具等の必要な道具のご提案ができることが強みです。より利用者が楽に体が動かせること、歩けることを追及していきます。

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