脳梗塞、脳出血、脊髄損傷、腰痛、五十肩などの後遺症改善を目的としたリハビリサービス

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パーキンソン病者に対して推奨されているリハビリとは?

①パーキンソン病について

パーキンソン病は進行性の神経疾患であり、とともに筋力や歩行能力といった身体機能が低下してしまいますが、症状は個人差が多く見られます。パーキンソン病のリハビリについて、ガイドラインでは症状別に推奨されているリハビリ方法が記載されています。


そこで今回は、ヨーロッパのパーキンソン病ガイドラインに基づいた症状別のリハビリ方法をご紹介いたします。


 



②ガイドラインとは?

複数の治療選択肢の利益と害の評価に基づいて、患者ケアを最適化するための推奨の提示や患者と医療者の意思決定を支援する文書です。臨床では、ガイドラインで示されている指針を参照しながら、特定のご病気や症状の方の困りごとに対して、どのような検査や治療を行う方がよいかを選択します。



⓷パーキンソン病の症状別の推奨されるリハビリ内容

European Physiotherapy Guideline for Parkinson‘s disease より改変



European Physiotherapy Guideline for Parkinson‘s disease より改変


 


歩行種目に関しては、類似動作を行うトレッドミルに強い推奨があります。


また、片脚立ちや腕の動きの多い太極拳は、全ての小項目に弱い推奨が出ており、パーキンソン病に関して効果の確実性が高い運動内容という結果になっています。


 


        


リズム刺激       バランス練習      トレッドミル


 


タンゴセラピー            太極拳


 



④まとめ

★パーキンソン病のリハビリは、全ての症状に効果的な方法はなく、改善したい症状に合わせて適切なリハビリを選択していく必要があります。AViCでは上記のガイドラインに加え、個々の利用者のお身体やプログラム内容への興味もふまえて、ハビリを実施することが出来ます。


★パーキンソン病のリハビリや日常生活動作のことでお困りのご利用者様がいましたら、どのような些細なことでも構いませんので、ぜひ一度AViCまでお問い合わせください。



出典

European Physiotherapy Guideline for Parkinson‘s disease:  https://www.parkinsonnet.nl/app/uploads/sites/3/2019/11/eu_guideline_parkinson_guideline_for_pt_s1.pdf(2022/4/21参照)


堀翔太
執筆者

堀翔太

作業療法士、作業療法学修士
病院では,脳卒中患者とのリハビリの経験が多く,運動麻痺だけでなく,気分の落ち込みや不安といった心理面にも問題を抱えている事例を見てきたため,運動麻痺に加え心理面にも配慮したリハビリを展開できることが強みです。

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