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認知症の予防には運動が効果的?

運動不足が認知機能に及ぼす影響

新型コロナウイルスによる外出自粛の影響で足の力が落ちた、体力が落ちたと感じている方は多いかと思います。しかし、運動不足は体の衰えだけではなく、認知機能も低下させる可能性があり、日常生活に大きな制限を与えます。


昨今の研究では、日頃から運動をしている人と運動をしていない人を比較したところ、運動している人たちの方が認知症を発症しづらいということが報告されています。その背景としては、運動不足が続くことで脳内の血流量が減少し①脳への栄養供給の低下、②神経細胞の生存率低下、③学習能力の低下などにより、認知機能低下につながる恐れがあると言われております。[1]



認知症予防には運動が有効

認知症予防には継続した運動習慣が必要であり、おおよそ半年以上運動を続けることが効果的と言われています。[2] 運動の種類はウォーキング、エルゴメータによる自転車漕ぎ運動など有酸素運動が多く報告されています。運動はキツければいいというものではなく、1回あたり30分以下の運動を週3回以下の頻度で16週間以上続けることでより効果的に認知機能低下を予防できる可能性があります。


AViCでは各種評価結果をもとに、ご利用者様の転倒リスクを把握し、適切なリハビリプログラムのご提案をさせていただいております。お気軽にお問い合わせください。



出典


  • [1] May A Beydoun et al. Epidemiologic studies of modifiable factors associated with cognition and dementia: systematic review and meta-analysis. BMC public Health, 2014, 14:643.

  • [2] Rui-Xia Jia , et al. Effects of physical activity and exercise on the cognitive function of patients with Alzheimer disease: a meta-analysis. BMC Geriatr. 2019, 19(1):181.


高山朋之
執筆者

高山朋之

理学療法士
回復期リハビリテーション病棟を備えた総合病院で脳血管疾患、運動器疾患、内部疾患を呈した患者様に対し、入院リハビリから外来リハビリまで幅広く担当してきました。患者様の健康と幸福向上のために貢献してきました。

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